どんな症状?
よくある症状
- 静脈の拡張、蛇行、こぶ状にふくらむ
- 痛み、むくみ、重だるい(かいだるい)疲れやすい
- 下肢がつる、こむら返り
- かゆみ、湿疹、皮膚炎、血栓性静脈炎、色素沈着、潰瘍
無症状(ボコボコもなく、症状に気付いていない、いわゆる「隠れ静脈瘤」)の方もいます。
下肢静脈瘤になりやすい人
① 女性
女性:男性=4:1とも言われ女性が圧倒的に多い疾患です。
重症例は男性に多く、働き盛りの方が多いです。
② 妊娠・出産
妊娠、出産を契機に静脈瘤を発症する方が多いです。
子育てに忙しく、放置していると重症化し、40歳~50歳で受診する方もいます。
③ 立ち仕事の方
調理師 パティシエ 美容師 販売員 農家の方々など長時間の立ち仕事に従事している方
④ 遺伝、家族歴
ご家族が下肢静脈瘤を持っている、手術を受けたことがある方は、発症リスクが高いとされています。
⑤ その他、肥満気味の方 慢性便秘症の方
下肢静脈瘤の分類
- 伏在型:比較的太い本幹が瘤化するものです。膝下の内側、裏側に瘤ができる事が多いです。
- 側枝型:本幹から枝分かれした静脈が瘤化するものです。
- 網目状型:3mm以下の細かい静脈が目立つものです。
- クモの巣状型:1mm程度のさらに細かい静脈の拡張です。
3. 4. は女性の方に特に多く見られます。
静脈瘤のタイプによって治療方法は異なります。一度ご相談ください。